徳川家康(6) (山岡荘八歴史文庫)
物語も全体の五分の一をこえ、
武田信玄が没し、徳川家康は一大飛躍の時期を迎えている。
朝倉氏・浅井氏は滅び、織田信長の覇業は
もはや疑うべくもない状況になっていく。
戦国時代というと歴史の本をみても男の名前しか出てこない。
しかし、戦国時代が戦場を駆け巡る男たちの時代であったと同時に
同じ業火の中を生きた女たちの時代であったということを
決して忘れてはならないと思う。
この巻においても著者はそれをしっかりと書き込んでゆく。
家康の正室築山御前と側室お愛の方、お万の方、
夫と別れ、城を出る浅井長政の妻お市の方、
奥平貞昌の「妻」として刑死するおふう、
無念の最後を遂げる徳姫の付き人小侍従
夫と共に死ぬ事を選ぶ大賀弥四郎の妻お松。
単に戦国時代を「男の戦い」だけで書かないところに
この小説の深さが生まれていると思う。
徳川家康(2) (山岡荘八歴史文庫)
26巻という天文学的な長さの小説の二巻目。
主人公の竹千代(後の徳川家康)はまだ幼児のため、
彼をとりまく人々の物語が中心となっている。
父広忠は家臣に刺されて非業の死を遂げ、
織田の家中で暮らす竹千代は、政治に
翻弄される形で駿河の今川家に送られることになる。
それにしても、この小説のすばらしい点は
戦に明け暮れる男たちのそばにあって、
男たちを支えながらもひたすらに
平和な世界を求める女たちの強さ、優しさが
しっかりと描かれていることである。
織田信長(2) 桶狭間の巻 (山岡荘八歴史文庫 11)
第2巻は、弟の信行の処断と、桶狭間です。まず、今川義元が上洛しそうなので、反信長派を叩く必要があります。結局、信行とはいきちがったままで、最終的に信行は暗殺されます。そのあとに今川義元が上洛してくるのですが(実際は、上洛ではなかったともいわれていますが)、このときの時々刻々の状況変化描写はスリリングです。義元が沓掛城に入る前に奇襲しなければ、勝ち目がない。夏の暑さ、土地の者による侵略者への献上の習慣などを利用し、義元が首尾よく昼食、しかも、大雨が降るという僥倖、策と運がピタリとハマった、史上稀に見る奇襲となりました。今川義元も、兵法に通じた名将だったようですが、午前中から連戦連勝だったため、つい気が緩んだのか?
義元が討ち取られる場面のドタバタ感というか、泥臭感はとてもリアルで見てきたかのような描写力。
NHK大河ドラマ総集編DVDシリーズ 徳川家康 3枚組
リアルでテレビ放送当時も見てましたが…時を経て改めて拝見すると、やはりドラマって史実無視が見受けられた上、相当に美化してますよね。2011年放送の大河ドラマでも美化しすぎだと絶句しましたが。まぁ…歴史ドラマは史実を二の次で楽しむモノなんでしょうか。それでも数十年ぶりに総集編で拝見して、懐かしく楽しめました。されど…家康公をキレイに描きすぎでは…
NHK大河ドラマ 独眼竜政宗 完全版 第弐集 [DVD]
総集編には物足りなさを感じていたので、完全版の発売は嬉しい限りです。昔見た時の感動が鮮やかに蘇ってきました。このドラマは俳優陣が皆素晴らしかったと思いますが、中でも西郷輝彦氏演じる片倉小十郎がすごく良かったと印象に残っています。西郷氏の落ち着いた演技が政宗公役の渡辺謙氏の若々しさを引き立て、成実役の三浦友和氏らと共に爽やかな主従関係を見せてくれました。
また政宗公の波瀾万丈の人生は初回から見応えがあります。1話ごとに印象的なエピソードが盛り込まれていて、各登場人物が自分の信念に従って行動するところが勇ましく、力強さを感じさせます。1度見始めたらなかなか途中で止められないストーリー展開も見事です。
このドラマをまだ見たことがない人にもお勧めしたいです。
2013夏の旅Part11・関ヶ原古戦場を巡る
2013.08.11 関ヶ原の古戦場跡の一部を巡りました。 若い頃、関ヶ原と言うと冬に名神が通行止めになったり、新幹線が徐行したりと、その ...
山岡荘八 ウェブ
[動画|ゲーム|ヤフオク]
[便利|野球|サッカー]
[ランキング|天気|メル友]
[占い|住まい|ギャンブル]