




墓地を見おろす家 (角川ホラー文庫)
本書の怖さは閉塞的で、盲端の端であえいでいる様な感覚だ。後に分かるが、かつては、土葬も行われた墓地と、中途半端な開発のため、地下では穴で繋がっているマンションが舞台だ。それでも、格安なので、一家は割り切って購入。しかし、次々と不吉な事が起こる。常識的に考えて、墓地は人に何も危害を加えない。墓地に隣接した民家は数限りなくある。ところが、このマンションは例外だった。
このマンションの特異性に気付いた一家は、転居を試みるが、転居先は火事で全焼するなど、転居すら妨害されている。さらには、マンションの窓や戸が開かなくなり、一家は完全に閉じこめられる。相手は見えないが、時折一端が見え隠れする。見えない相手に、じわじわと締め上げられる。これは怖い。閉塞感を伴うだけに、強烈に怖い。
本書で味わう恐怖は独特だ。閉塞感的恐怖とでも呼びたい。

センチメントの季節 2章「かくれ家/汚れた悲しみ」 [DVD]
女の子が可愛く無い。それにガタイよすぎ。演技力無いし話も面白くない。
悪夢のようなドラマ。逝ってよし!(汚れた悲しみ)
「どこかへ行きたい・・・。」
あの畳の部屋で女の子と喋ってるシーンが良かった。
なにより星野志穂がかわいい。中学生の頃を思い出す。
おっさん家のシーンはいらん。帰れ。
畳の部屋だけで撮影すれば☆5つ。(隠れ家)

恋 (新潮文庫)
あらすじは省略するとして。
矢野は片瀬夫妻に出会わなければ罪を犯すことはなく、平々凡々な女としての一生を終えたのだろう―――
そうは思うものの、矢野がわずか儚い時間でも、生まれてきた意味に巡り合ったならばどんな悲劇が巻き起ころうが、出会いは宝なのだ。
事件後の夫妻の関係、彼ら三人以外の社会の反応に好奇心を大きく擽られた。それを架空のものだと、何度も忘れそうになった。
恋愛小説と呼ぶにはあまりにも性モラルのない奔放な世界に投げ出されるが、文字を追うだけで私の想像の中に彼らの過ごした夏が映画のように描きだされた。
つまり小池真理子が上手いのである。
同著「望みは何と訊かれたら」は浅間山荘事件後からスタートが切られるが、本作は同じタイミングで終焉を迎える。
何にしろ、あの事件がひとつの時代を集約し、ピリオドを打ったことを改めて感じさせられた。
★五つが最高評価であることが狂おしく思える。今まで読んだ、もしくはこれから出会う作品と並べたとしても本作は間違いなく高く秀でるだろう。
読み始めてからは、まるで自身のレベル倍ほどモンスターに遭遇してしまったような、そんなトンデモなさが沸き上がる。
【TBS】小池真理子の最高傑作がついにドラマ化!石原さとみ主演12/16月曜ゴールデン特別企画 『恋』
12月16日(月)よる9時放送、月曜ゴールデン特別企画 『恋』のスポット。 純粋と官能、静けさと激しさ。相反するようで表裏一体な人間の...

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