


世界遺産神々の眠る「熊野」を歩く (集英社新書 ビジュアル版 13V)
著者は宗教人類学者。日本だけでなく、世界の宗教に詳しい人だ。
本書は、特に宗教的な側面を詳説した、写真入りのガイドブックという位置づけの本だと思う。細かく章立てが行われ、興味のあるところから読んでいけばいい。実際の旅に持参して、必要なところを読んで歩くというふうにも使えるだろう。
構成としては、最初に「神仏習合」「石の力」など総合的な解説が置かれ、そのあとは「熊野古道」「一遍上人」「海の熊野へ」「串本、古座を歩く」とテーマ別の紹介となっている。
なかでも巨石が重点的に取り上げられており、あちこちに無数にあるさまには驚かされるほどだ。
ただ、それらへの著者のアプローチや分析、考察にはすっきり納得できないものが多い。もう少しじっくり研究して欲しい。
「集英社新書ヴィジュアル版」であり、鈴木理策氏によるカラー写真がたくさん収められている。新宮の出身で、熊野の写真をずっと手掛けてきた人という。美しく迫力がある。
写真が良いので、おまけで星4つ。

RDGレッドデータガール はじめてのお使い (角川文庫)
本にはどこにも何も書いてませんが、荻原さんらしい大長編幕開けの一巻だと思ったほうがよさそうです。どこまで長くなるのかなぁ、楽しみ楽しみ。本作は300頁丸ごと使って、基本的な世界観の提示とキャラクター設定がなされておしまいです。
現代の作品だけど、舞台は熊野で雰囲気は「勾玉」シリーズに近いですね。主人公の住む玉倉神社がモデルになっているのは、世界遺産の玉置神社のようです。主人公が、一見平凡だけど、実は高貴な血筋を引いている、というのは荻原さんのいつものパターン。そういう雰囲気ははじめからしっかり醸し出されているから、読んでいてもやっぱりという感じです。主人公とからむ相手役の男の子は、ちょっと鳥彦を思わせます。
この巻のエンディングはちょっと無理やりまとめた感は否めません。これならはじめから長編の第一巻として売り出せば良かったのではと思いますが、それだと超長いもの好き以外の人が買ってくれないのかなぁ。

日本全国このパワースポットがすごい! (PHP文庫)
今年は、正月からパワースポットブームになり、どの本を買おうか迷いましたが
PHP社から発行されているという安心感でこの本を購入しました。
厳選された79か所のパワースポットには固有の神秘なる作用があるんですね。
この本に書かれているパワースポットを、いくつか、訪問をしましたが、
日本にはまだ、こんなに素晴らしいところがあるのかと、何度かびっくりさせられました。
さすが厳選された場所であるなと思っています。何年も日本にいて、こんな素晴らしい場所があるのを
知らなかったなんて、本当に自分は何をしていたのだろうかと思うとともに、この本のありがたさをかみしめています。
この本は、ポケットサイズなのでカバンに入れて、合間をみては、次はここにいこうかと
考えたりしています。聖なる神なる国の日本の素晴しい場所に出会える良書だと思います。
日本全国このパワースポットがすごい! (PHP文庫)

RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
きつく編み下げた長い髪に、赤い縁の眼鏡。紀州の山の中で、もの心着いた頃には大時代的な育て方をされてきた泉水子。
最初のキャラクター造形からして「絶滅危惧種」なヒロインは、天然記念物どころか超V.I.P。
『空色勾玉』でわずかしか語られなかった「水の乙女」の、本来の姿が現代に降りたと言えばいいのかな?
荻原作品はゆきつ戻りつしながら、「巫」の系譜を辿る。
その系譜の、最後のヒロインになるのか? 続きが楽しみな一冊です。
濱口祐自氏アドリブ演奏イン玉置神社(平成27年4月2日)①
祐自くんが、奈良県吉野郡十津川村玉置川1番地に鎮座する玉置神社を訪問して、神前でのアドリブ演奏を敢行した。かねてから自身の ...
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