

岡本行夫 現場主義を貫いた外交官 90年代の証言
いまは廃刊になった朝日新聞の「論座」の名物連載に「90年代の証言」と題する各界著名人のインタビュー形式の回顧録があったが、これはその一冊。薬師寺克行論座編集長ら3人のインタビュアーが事前にそうとうな準備をして望んだと思われる的確な質問と、岡本行夫氏自身が可能な限り歴史の証言として正確に記録に残そうという意欲のもとに問いに応じ、かなりの読み応えのあるインタビュー録となっている。このシリーズは小沢一郎、菅直人、出井伸之、森喜朗など読み応えのあるシリーズをそろえており、いまさらながら論座廃刊によるシリーズ打ち切りが惜しまれる。

幻想綺帖 二 玉藻の前 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
平安の世の黒々とした闇の中、じんわりと広がる血の匂い。魔性の者・玉藻の前(たまものまえ)の艶やかな黒髪と端麗な容貌の中、ぽつりと燈る唇の赤。絵に色はついていないのですが、大きな黒の地に点々と散る鮮やかな赤、黒と赤の二色が目に見えるような作品でした。
月の光、すすき、曼珠沙華、鈴虫、紅葉(もみじば)。秋を彩るそうした絵柄が、所々にそっと置かれています。秋の気配が、ひたひたと身にしみてくるような風情。平安の雅な香りが、ふわりと匂ってくるよう。
岡本綺堂の原作は読んでいないので分かりませんが、この波津版・玉藻の前では、魔性の者に惹かれる千枝太郎こと千枝松(ちえまつ)の懊悩、迷う心にスポットライトを当てて描いています。その意味でも、魔の物語が痛切な恋の物語へと転調するp.250〜251の見開き二頁のシーンが素晴らしかった。それまでの黒雲がみるみる引いていき、すっきりした心持ちになったラスト二頁に乾杯!
本書のあとがきで、「私は岡本綺堂先生のファンで 狐好き 半七親分ラーヴ」と語っている波津さんには、ぜひ、半七捕物帳の中のお気に入りの話をいくつか、描いてほしいなあ。巻末に、同じく半七捕物帳を大の贔屓にしている作家・宮部みゆきとの対談を入れたりして。ああ、読んでみたいっ。
明日のために君には何ができる?
東北地方太平洋沖地震応援ソング 作詞.作曲.編曲・藤田シンイチ ボーカル・藤田シンイチ キムジョンフン 植木亜未...

岡本あさひ ウェブ

[動画|ゲーム|ヤフオク]
[便利|野球|サッカー]
[ランキング|天気|メル友]
[占い|住まい|ギャンブル]